耐震強度偽造に思う

千葉県内で起きた、一級建築士事務所の「耐震強度偽造」は大きな社会問題となっている。
我々も、土地・建物に関わる者の一人として、「あってはならないことが起きてしまった」ことを、深く 反省しなければならない。

 

宅建主任者を始めとする、弁護士・建築士・司法書士・土地家屋調査士・測量士・行政書士等々は、高い倫理感と 大きな社会的責任を負っていると、改めて自覚しなければならない。

 

日本は、戦後復興から高度経済成長時代を経て、バブル経済崩壊、インフレからデフレ時代へ、そして今ようやくデフレ脱却をしようとしている。
この間、多くの者が「拝金主義者」に成ってしまったのではないか?

 

終戦後「ヤミ物資」の購入を固辞し、栄養失調で死だ裁判官とまではいかないが、これからもこれまで同様、頑なに「不正はしない」と自分に誓うところである。
私がこの仕事を選択した原点は、住宅トラブルで自殺した友のことであり、そのことを改めて思いおこし、戒めにするものです。
                  次回へ続く