転勤(職)と持家

私がハウスメーカー時代のお客様が転勤することになった。
今後、戻ってくることは無いという。
今までお住まいいただいた住宅をどうするかの相談を受け、結論は売却又は貸家として、有効活用することとなった。
思い返すと10年前、当時小学校へ入学するご子息様の為にお求めいただいたものであった。

 

そのお子様も立派な高校生になられていて、時の流れの速さを感じさせられた。 
奥様から「この家は、結露もないし、どこでも暖かい。
玄関も暖房され、毎朝靴が乾いて暖かくなっていた。暖かい空気の全室暖房だから、火災の心配もなく子供を置いて、共働きが出来、助かった。」とのお褒めの言葉をいただいた。

 

こんな嬉しいことはない。
人生80年時代、この間、住む所は変わって当たり前。
転勤があるからとマイホームを諦めるのはナンセンス。
家は必要と思ったら求めるべき、そして転居するときは、有効活用されると良いでしょう。
家は、個人財産であると同時に、地域の財産と言われる所以はここにあると思う。
     次回へ続く