二次詐欺にご注意

先日、知り合いの方より、道央方面に在る土地について相談を受けた。
内容は、札幌市内の業者から「その土地を売却してあげるが、売却に当たり境界標(石)の復元測量を30万円で請け負っている」とのこと。
それで、話の通り先日測量を終えたが、売却は業者のことが良く分からなく、不安なので依頼しなかったとのこと。

 

相談を受けて調査したところ、土地の在る場所は住宅建築が制限されている市街化調整区域で、なかなか買ってくれる方がいない所である。
今でも有るかと思うが、この様な土地あるいは山林原野を、ただ図面上だけで区画割りした土地を売りつける、いわゆる「原野商法」と言われるものである。

 

これ自体も詐欺だが、近年これ等の土地を持っている人に対し、前出の二次詐欺が横行している。
金額は30万円〜50万円の測量代で、完了と称して境界標(石)埋設後の写真と請求書が送られてくる。
土地所有者は遠隔地に居る為、現地を確認することなく支払っている様である。

 

これ等は多くが悪質な詐欺ですから、暮々も気をつけて下さい。
被害は、特に高齢者に多く見受けられる。
土地・建物のことは、お近くに在るハトマークの不動産業者へ相談して下さい。

 

平成18年12月21日 次回へ続く