インフレとデフレ

私が社会人となった昭和45年の初任給は月額2万円弱で、就職の為に兄に作ってもらった背広は、オーダーで4万円以上した記憶がある。
就職後の給料は毎年すごい額で上がり、その差額は1月に支給され、12月のボーナスに続き、1月もボーナスを受けているような気がした。
当時は給料が現金支給で、このままでは給料袋に入らないのではないかと心配したものだった。
今思えばこれがまさにインフレだったのであろう。

 

平成に入ってバブルが崩壊し、デフレが現在まで続いている。
ゆで蛙であったなら、このこともあまり感じないのであろうが、急変と20年以上という長期間さらされて、多くの人がうんざりではないか。
それでも、このデフレ恩恵を享受し、しっかりと資産を求めている方もいる。
今、不動産は買い手市場で、条件の良い所が更に購入者の希望に沿って売買されている。
インフレとデフレが繰り返されるのであれば、今は不動産の買い時なのであろう。

 

平成22年8月16日 次回へ続く